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低用量ピルはニキビにも有効!その理由とは

2019年12月13日
肌を気にする女性

ニキビの発生には男性ホルモンが関係していることが分かっています。これは男性であっても女性であっても共通しており、いかにして男性ホルモンをコントロールするかはニキビ対策において非常に重要となります。そこで用いられることもあるのが低用量ピルです。ピルは本来避妊のために使われるものですが、ニキビに対しても一定の効果を発揮します。低用量ピルを使用すると体内で女性ホルモンのエストロゲンの分泌が促進され、黄体ホルモンの働きを抑制することが出来ます。その結果、男性ホルモンにも作用していきます。男性ホルモンはテストステロンと遊離テストステロンと性ホルモン結合蛋白という3つのものが組み合わさった形で存在しますが、低用量ピルが作用するのはテストステロンと遊離テストステロンの部分です。この2つを減少させつつ、性ホルモン結合蛋白を上昇させることにより、少ないデメリットでニキビを抑制することが可能となります。これは低用量ピルでなければなかなかなしえないこととなっています。

女性ホルモンをコントロールできる点で高い効果を持つ低用量ピルではありますが、飲むことが出来ない方もいることに注意しておきましょう。例えば過去に低用量ピルを飲んだことによって何らかの問題が起こった方、エストロゲン依存性腫瘍のある方、診断の確定していない異常性器出血のある方は飲むことが出来ません。また、血液への影響が大きいという理由により、糖尿病や脂質代謝異常がある方も飲めないことに注意しておきましょう。

低用量ピルの効果はニキビ治療だけに留まりません。月経困難症や子宮内膜症の治療などに使うことも出来ます。しかし、そういった治療に使用する場合、医師の判断が必要となるので気を付けておきましょう。ピルの副作用は少なめとなっており、月経困難症に対して有効であることはピルの明白な利点となります。

低用量ピルでニキビ対策を行うことのメリットはいくつもあります。その1つとして月経量を減らせることが挙げられます。ピルを飲むことによって月経量を適切な量にすることが出来れば、排出される血の量が減っていきます。その結果、貧血を防止することも出来ます。加えてニキビ以外も含めた全般的な肌質改善も可能です。男性ホルモンを抑制することによって肌質改善がなされるケースは多く、美肌を実現したい方にとって有効と言えるでしょう。これほどまでの効果が得られる大きな理由は、女性ホルモンの性質にあります。女性ホルモンには肌つやを良くしたり、生理周期を整えたりする効果があり、それが様々な効果をもたらします。決して避妊だけに使えるものではないということです。長期的な投与により、子宮に関係する疾患への予防にも繋がるとされています。ピルを飲むと吐き気や頭痛などが発生することもあります。これはホルモンバランスが変わることへの自然な反応です。ほとんどの場合は1か月ほどで体調は元に戻ります。もしも、1か月以上体調が戻らない状態が続いた場合はピルの使用を中断しましょう。